ワクチンは、どんな予定で接種すればいいの?
生ワクチンと不活化ワクチンの法則
ワクチンには、大きく分けて2種類あります。
生ワクチンは、接種してから4週間以上たたないと、次の予防接種が受けられません。
不活化ワクチンは、接種してから1週間以上たたないと次の接種が受けられません。
同時接種(1日に同時に異なるワクチンを接種すること)のときも同じです。
まずこのことを頭に入れて計画を立てましょう。
1回だけの接種で終わらないワクチンは、生、不活化の法則に加え、そのワクチン独自の法則にご注意
複数回接種しないと完了しないワクチンがあります。
そして、1回目から2回目、2回目から3回目・・・の接種で必要な日程間隔は、ワクチンの種類によって異なります。
例えばB型肝炎、ヒブ、小児用肺炎球菌、ロタなど、生ワクチン、不活化ワクチンの原則にプラスして、
各ワクチンごとの決まりに沿った間隔で複数回セットで接種しなければいけません。
1日に1種類ずつ接種したのでは、全てを接種することがスケジュール的に難しくなってしまいます。
似た間隔のワクチンを同時に接種する必要がありますので、このページを参照したり、
かかりつけ医の先生と相談して、上手に計画を立てましょう。
定期接種と任意接種という分類もあります。
定期接種は国が推奨しているワクチンで、決められた期間内に接種すれば、費用は公費で補助され、
ほぼ無料で接種できます。一方、任意接種は、すべて自己負担でお支払いいただく必要があります。
大変複雑ですが、定期接種でも、定められた期間以外の年齢で接種すると公費の補助は受けられません。
自己負担でのお支払いが必要です。十分ご注意ください。 地方自治体によっても違いますので、注意が必要です。
病気にかかってしまったら、予防接種を避けておいたほうが良い期間もあります。
お子様が、病気にかかってしまった場合、予防接種が法則どおりに接種できない期間があります。また、病気にかかってしまった他のお子様と接触した場合も、接種してもよいのかどうか、病気の種類やワクチンによっても異なりますので、必ずかかりつけ医の先生に相談しましょう。